天気の子の天野陽菜の年齢詐称していた理由と実年齢は？森嶋帆高の家出の理由と身長は？

映画「天気の子」をより好きになるためには、やはり主役2人のことを知ってもらわなければなりません！
まずは「可愛い！」と評判のヒロイン、天野陽菜に関して「年齢詐称していた理由は？」「実年齢は？」という疑問を。
次に「女子力高すぎ！」と評判の主人公、森嶋帆高に関して「家出した理由は？」「身長はどのくらい？」という疑問を。
それぞれ解決していこうと思います！

画像出典：https://twitter.com/tenkinoko_movie

映画「天気の子」のヒロインである天野陽菜は、最初は18歳と年齢詐称していました。
「その理由は何だろう」という疑問にお答えします。

理由は「少しでも大人にならなければ、東京で生きていくのは難しい」と陽菜が考えたからではないでしょうか。

まずは陽菜の境遇から整理していきましょう。

元は母親、弟の凪との3人暮らしでした。
しかし母親が亡くなってからは、凪と2人で暮らしています。

陽菜が晴れ間を作る力を授かったとき、母親はまだ植物状態でした。
東京に雨が降り続く異常気象が発生したのは、その年の夏からです。
つまり物語開始の数か月前に、陽菜は母親を失ったと考えられます。

母を亡くしてからの陽菜は、マクドナルドのバイトでお金を稼いでいました。
しかし年齢詐称がバレてしまったのか、クビになります。
そして風俗で働こうとしていたところを、主人公の森嶋帆高に止められます。

陽菜がお金が必要な理由を、凪はこう言っています。
「――母さんが死んでから、姉ちゃんずっとバイトばっかでさ。それはきっと、俺のためなんだ。俺まだガキだからさ」

「天気の子」は、東京の汚さを描いた映画だと言われています。

路地裏の生ゴミ、人の冷たさなど、ビジュアル的なことはもちろんです。
ここでの「汚さ」には「女の子が体を売らなければ生活できない生々しさ」も含まれています。

陽菜は母親の姿を見てきて、東京で暮らしていくことの過酷さを知っていたのでしょう。

次にアパートにやってきた婦警と、陽菜の会話を見てみましょう。

「あなた、小学生の弟さんと二人暮らしよね？」
「はい」
「それもね、本当はちょっと問題なの。保護者のいない児童だけでの生活は――」
「でも私たち、誰にも迷惑かけてません……！」

最後の台詞で、陽菜は声を荒げます。
おそらく子供だけの二人暮らしをとがめられたことは、このときが初めてではないのでしょう。

切迫する金銭事情。
そして周囲からの圧力。

母親が亡くなってからの陽菜は、これらのプレッシャーと日々戦っていたと考えられます。

陽菜は
「私は早く、大人になりたいんです」
と言っています。

東京で暮らしていくためには、子供のままではいられない。
陽菜の切実な境遇が伺えますね。

それでは、陽菜は実際には何歳だったのでしょうか？

「天気の子」の天野陽菜の実年齢は？

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映画「天気の子」のヒロイン、天野陽菜の実年齢は、ずばり14歳です。
中学3年生で、作中で15歳の誕生日を迎えます。

ちなみに帆高は16歳、高校1年生です。
陽菜は「今度18歳になる」と称して、「帆高」と呼び捨てすることにします。
一方で帆高は「陽菜さん」と呼び、敬語で話しています。

陽菜の実年齢を帆高が知るのは、陽菜が空の世界へ行ってしまったあとです。
警察に拘束された帆高は、陽菜が年下だったことを知らされました。
心細さから、陽菜に涙を見せてしまった自分の不甲斐なさ。
帆高は自分を責めると同時に、陽菜を救う決意を固めます。

ちなみに帆高は、陽菜が年齢を偽って教えたとき「見えねえ！」と呟きます。
また陽菜の体付きを見て「水商売とか無理そうじゃん」と指摘します。
陽菜の容姿は、大人びているどころか童顔のようです。

陽菜が無理して背伸びしている様子が伺えますね。

お次は主人公、森嶋帆高にスポットを当ててみましょう。
帆高はなぜ家出をしたのでしょうか？

「天気の子」の森嶋帆高の家出の理由は？

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映画「天気の子」の主人公、森嶋帆高が家出をした理由についてお伝えしていきますね。

理由は、父親との関係に窮屈さを感じたからです。

映画では
「あの光の中に行ってみたかった」
と、漠然とした東京への憧れのように描写されています。
雲の切れ間から光が差し込んだ東京は神々しく、離島育ちの高校生が憧れる気持ちもわかりますね。

「だけど家出の動機としては弱くない？」
と思った視聴者も多かったようです。

小説版には、帆高が憧れを抱いたときの状況が書かれています。
「あの日、父親から殴られた痛みを打ち消すように、自転車のペダルをめちゃくちゃに漕いでいた」

父親と喧嘩したことが、家出の大きな原因となっていたようですね。
喧嘩の原因はわかりません。

ただ
「神様、お願いです。これ以上僕たちになにも足さず、僕たちからなにも引かないでください」
と帆高が祈るシーンがあります。

帆高の「何かを引かれてしまう」という恐怖。
それは「今まで理不尽に奪われ続けてきた」という被害意識に由来しているものだと言えます。

父親に対し、帆高は何かを「奪われた」と感じたのでしょう。
それが息苦しさとなって、家出に繋がったと考えられます。

そんな主人公の帆高ですが、身長はどのくらいでしょうか？

「天気の子」の森嶋帆高の身長は？

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映画「天気の子」の主人公、森嶋帆高の身長は約158㎝です。

「天気の子　公式ビジュアルガイド」の対比表より、160㎝にやや届かないことがわかります。

高校1年生男子の平均身長は168㎝。
帆高はかなりの小柄体型だとわかります。

ちなみに陽菜の身長は約155㎝です。
中学3年生女子の平均身長は157㎝です。

作中での帆高は、仔犬や仔猫といった小動物に例えられます。
一方で陽菜は、帆高に「幼い顔つき」と表現されています。

どちらも幼さや未熟さを前面に出して、デザインされていることが伺えます。

しかし3年後、高校を卒業した帆高はガラリと大人びます。
ほとんど陽菜と変わらなかった身長も、ぐんと伸びます。
陽菜が目を合わせるために見上げていることから、10㎝以上の差があるようです。

陽菜が順当に成長したとすると、高3女子の平均身長が157㎝。
帆高は167㎝ほどになっていると考えられます。
男性の平均身長に、ほぼ追いついたと言ってもいいでしょう。

「天気の子」天野陽菜と森嶋帆高の考察まとめ

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「天気の子」の要である、主役2人について考察していきました。
「君の名は。」の立花瀧は、パーフェクトイケメンと言われています。
それに比べると帆高は、公開時から「頼りない」「なよなよしてる」とさんざんでした。

しかしそれは、「天気の子」のテーマ1つに「大人と子供」があったからです。

肉体的にも精神的にも未熟な、帆高と陽菜。
押し付けがましく理不尽な大人の世界で、2人の主人公はどう生きていくのでしょう。

その結論について、小説から引用しましょう。
「すごすごと戻ってきた僕を、両親も学校も不器用に――それでも温かく迎え入れてくれた。あれほど窮屈だった父も学校も、戻ってみればそこは当たり前の生活の場所だった。僕自身が不完全であるのと同じように、大人たちもまた等しく不完全なのだ」

大人は子供を押さえつける存在なんかではない。
なぜなら、大人も子供もそんなに変わらないからだ。
それに気付いたことが、帆高の成長なのです。

画像出典映画『天気の子』公式サイトhttps://tenkinoko.com/