今回はスタジオ・ジブリの宮崎駿監督の大人気作、『千と千尋の神隠し』について詳しく紹介していきたいと思います!
今や世界中の人々が知っている『千と千尋の神隠し』ですが、日本歴代興行収入第1位に輝く大ヒット作品になります。あの『君の名は』をも抜く記録です!
そんな『千と千尋の神隠し』の人気キャラ、カオナシの意味とは何でしょうか。カオナシ正体って気になった方も多いですよね?
今回はカオナシの意味、正体をメインで個人的な考察も含め、解説していきたいと思います!
千と千尋の神隠しのカオナシの意味と正体を考察した!
早速、千と千尋の神隠しのカオナシの意味と正体を考察してみました。
黒い布をかぶり不気味なお面をつけたキャラクター『カオナシ』。
映画の中では相手がほしいと思うものを手から出し、それを取ったのものを飲み込んでしまい、どんどん姿が大きくなっていきます。その姿はまるで自分の欲望にに見込まれる現代の人間像に見て取れます。
そんなカオナシの正体は、人間の欲望、憎悪、そういった淀んだ心が形になったもの、、一言で言うならば、、人間の心そのものです!
おそらく心には顔がない、はっきりと見えないということからカオナシという意味なのだと思います。
宮崎駿監督は「カオナシは誰の心にも存在する」と言っています。
欲望は誰しもが持つもの。自分でセーブしないと欲望に自分が飲み込まれ、本来の自分ではなくなるのです。
千尋にお金をだして釣ろうとするシーンが多く描かれています。それはまさに現代社会といえますよね。千尋は断り続けますが、現代社会ではほとんどの人がカオナシに飲み込まれてしまいそうです。
さらには千尋に拒まれ自分の思い通りにならなかったカオナシが暴れまわるシーンもあります。これこそが自分の感情をコントロールできないひとが増えている今の人間たちへのメッセージなのではないでしょうか。
現代の若者のコミュニケーションの無さ、我慢が出来ずうまく出来ないと突然暴れるといったものが現れていると思います。
千と千尋の神隠しのカオナシの声優は誰?
強烈なキャラクター『カオナシ』を演じた声優さんは、中村彰男さんという方です。
1960年3月3日生まれ、山口県出身。現在は59歳です。
文学座所属の俳優、声優で、テレビドラマにも出演されていてドラマ『銭形平次』や『遺留捜査』
に出演されています。
ほとんどは舞台がメインで活動されていますが、カオナシを演じてからはアニメの声優もしています。
千と千尋の神隠しのカオナシのセリフは?
カオナシのセリフってあ、、、以外にあるのでしょうか。実はカエルを飲み込んでから普通に喋っているのです!
そのセリフがこちら
「これ、食うか?うまいぞー。金を出そうか?千の他には出してやらないことにしたんだ。こっちへおいで、千は何がほしいんだい?」
おうちはどこなの?と聞く千に対して
「いやだ、いやだ、寂しい、寂しい」「千欲しい、千欲しい、欲しがれ」
カエルを吐き出してからは
「あ・・・あ・・・」
これ以降はあ・・以外は話さなくなります。
千と千尋の神隠しの作品情報は?
千と千尋の神隠しの作品情報を紹介します。
作品名 | 千と千尋の神隠し |
製作国 | 日本 |
公開日 | 2001年7月20日 |
監督 | 宮崎駿 |
製作 | 鈴木敏夫 |
主な声優 | 柊瑠美、入野自由、夏木マリ、中村彰男 |
主題歌 | 「いつも何度でも」木村弓 |
上映時間 | 125分 |
千と千尋の神隠しのあらすじは?
続いて、千と千尋の神隠しのあらすじをご紹介しますね。
10歳の千尋は臆病で甘えん坊、そして少しドジ女の子。
ある日引っ越し先である新居へ家族で車で向かっている途中道に迷ってしまった。
すると目の前には古びたトンネルが現れ、車を降りて奥へ進みます。
その先はまるで観光地のような街並み。そして無人の飲食店。
千尋の両親は飲食店においてあった料理を無断で食べ始めます。
すると周りの建物に明かりがつきはじめ、人間ではないものたちが次々に現れます。
両親の方を振り返ると二人とも豚になっていました。
その時千尋はハクと名乗る少年に助けられ、油屋という湯屋で働くように助言されます。
この世界では仕事を持たない者は湯婆婆に動物にされてしまうと聞かされ、ひとり残された千尋は震える足でハクから聞いた釜爺を訪ね、主人である湯婆婆のもとに行き、
「ここで働かせてください」と何度も訴え、契約を交わすことに。
千尋は名前を奪われ、新たに「千」という名で働くことになります。
両親を助け、もとの世界に戻るために千は油屋で仲間に支えられながら奮闘していきます。
千と千尋の神隠しのカオナシの意味と正体まとめ
いかがでしたか?
上映から約20年たった今も変わらず、多くの人に愛されている『千と千尋の神隠し』。その劇中で欠かせないキャラクター「カオナシ」の意味、正体を考察してみました!
カオナシの意味、正体についてはいろんな考えがありますが皆様はどう思いますか?見ている人にとって感じ方は様々です。
カオナシは現代社会の象徴とも言えると思います。これからを生きていく私達はカオナシというキャラクターを忘れてはいけないような気がします。
カオナシの他にもかわいいキャラクターがたくさん出てくる作品だし、臆病で甘えん坊だった千尋の成長も見どころだと思います!
ぜひお子様と一緒にもう一度ご覧になってみてください!
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