日本、いや世界で愛されていた志村けんさんが新型コロナウィルスにより肺炎を発症し70歳という若さで亡くなりました。
新型コロナウィルスが憎いと加藤茶さんはおっしゃっていましたが、新型コロナウィルスにさえ感染しなければという思いの方は多いかと思います。
改めて心よりお悔やみ申し上げます。
さて、じゃんけんをする時の掛け声である最初はグーの起源(由来)が志村けんさんというのは本当なのでしょうか?
また志村けんさんといえば、アイーンを思い出す方も多いでしょう。
このアイーンですがいつどうやって誕生したのかご存知でしょうか?
それとバカ殿誕生秘話とともにご紹介します。
最初はグーの起源は志村けんさんというのは本当!?
じゃんけんやる前に
最初はグーという掛け声をされる方は多くいらっしゃるかと思います。
あれは志村けんさんが考案したといわれていますが、本当なのでしょうか?
正確には考案したのは違うかもしれませんが、日本全国に広めたのは間違いなく志村けんさんです。
収録後の「飲み」の支払いに関して、じゃんけんで決めるようになったが、皆酔っぱらっているためタイミングが合わなかったそうです。
「最初はグーで合わせましょう!」と合わせたところ、「これはいい」となり、「番組でも使った」そうですね。
志村けんさんは「東京・神楽坂などのお座敷で見て仲間うちで使い始め、コントに採り入れた」とおっしゃっています。
1980年代の「8時だョ!全員集合」のなかで、仲本工事さんとのコント「ジャンケン決闘」で使うようになり、子どもたちの中で流行り、全国に広まりました。
このことは朝日新聞の解説記事「疑問解決モンジロー」にもしっかり記録されています。
朝日新聞 2007年06月18日 朝刊 31面
(疑問解決モンジロー)じゃんけん、なぜ「最初はグー」なの
「ドリフの番組から 「最初はグー」って、ザ・ドリフターズの「8時だヨ! 全員集合」(TBS系)でやってたでごザルな。モンジローも見た記憶があるよ。
「全員集合」は、69~85年に土曜夜8時から放映された名物番組。ここで生まれたギャグは、当時子どもたちの間で大流行した。 志村けんさんの所属事務所に聞いてみた。「80年代に仲本工事さんとのコントの中で使っていました。それで子どもの間に広まったようです」。」
最初はグー
またまたグー
いかりや長介あたまがパー
正義は勝つ
ジャンケンポン
を思い出す年配の方もいることでしょう。
テレビでも志村けんさんは自ら証言しています。
「テレビで初めてやったのは僕です」と。
https://twitter.com/tachan0120/status/1244466773224816640?s=20
私たちはじゃんけんをするたびに志村けんさんを偲ぶことができるんですね。
亡くなっても生き続け、絶対に忘れられない志村けんさんはやはり偉人です。
日本じゃんけん協会もこのようにツイートしています。
はじめてグーチョキパー以外を呟きます。
日本でこれ程じゃんけんが広まったのは志村けんさんが考案した「最初はグー」があったからに他なりません。ラジオで間接的ではありますが交流させて頂きました。
何より沢山の笑いをありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。— 日本じゃんけん協会 公式 (@JapanRPS) March 30, 2020
今日も明日も最初はグーって言ってじゃんけんをし続けましょうね!
さて、最初はグーを日本に広めた志村けんさんといえば、アイーンを思い出される方も多いかと思います。
その志村けんさんのアイーンはいつどうやって誕生したのでしょうか?
志村けんさんのアイーンはいつどうやって誕生したの?
志村けんさんのアイーンをもう一度見たかったという方も多いことでしょう。
本当に悲しくて、キーボードを打っていても涙が止まりませんが、志村けんさんの代名詞とも言えるアイーンがいつどうやって生まれたかについて敬意を表してお伝えしたいと思います。
アイーンをご存じない方は日本中でいないのでは思えるほど有名なこちらのアイーン。
大好きで小さい頃からたくさん笑わせていただきました。とてもショックです。アイーンもやってたなー。
本当に笑いをありがとうございました!
心より、ご冥福をお祈りいたします。#志村けん さん pic.twitter.com/U3FkjmaJe3— ゆーたろー (@yutaronagata1) March 30, 2020
さて、このアイーンですが、最初にポーズをやったのは、1968~85年に放送された「8時だヨ!全員集合」と言われています。
志村けんさんの師匠であるいかりや長介さんに怒られた時、「怒っちゃやーよ」と、やったのが原型だそうです。
それからことあるごとにいかりや長介さんの後ろでおちょくるようにアイーンのポーズをし始めた志村けんさん。
ですが、その際には『アイーン』の音はなくサイレントでただのポーズだけだったとか。
このポーズにアイーンと音をつけたのは、千原ジュニアさんの同期のバッファロー吾郎A(木村)さんなんです。
あの志村けんさんのアイーンのポーズに言葉をつけるとしたらなんだ?
というのが芸人の中でやっていて、
当時、天然素材のときのバッファロー五郎の木村さんが
「アイーン」に言葉を付けてやったら、芸人仲間のなかでは
「それやなー、どんぴしゃやな!」
「あれはアイーンやな」
となったようです。
その後、芸人仲間で広まり、ナイナイの岡村隆史さんにも伝わり
その岡村隆史さんが志村けんさんに会ったときに「アイーン面白いですね」と言ったところ、志村けんさんは
「そんなこと言ってない」っていいながらも気に入ったのかそれをきっかけに「アイーン」のポーズに「アイーン」と言うようになりました。
それを証明する音源がこちらです。
1分30秒ぐらいなのでぜひ聴いてみてください。
アイーンは元々志村けんさんが考案したわけではなかったんですね。
(電波少年で「電波少年的懸賞生活」に挑戦していた「なすび」が時折やっていたのが志村けんさんにも定着した、などの諸説あり)
ちなみに、アイーンの意味は一切ありません。
顎を前に出し、上にあげた両腕を曲げて顎の前に出す。
志村けんの代表的な一発芸。
https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3
pixivの百科事典に載るぐらい有名なギャグってことですね。
誰がなんと言おうと、アイーン=志村けんさんですよね。
ミニモニがアイーン!ダンスの唄というのがありましたね。
なんと作詞作曲はつんくさん
https://twitter.com/asuchinmaster/status/1244437548190990336?s=20
それでは皆さんでアイーン
志村けんが残してくれたものはたくさんある…
そのうちの一つがラミレスのパフォーマンス
アイーンを挨拶にしてもいいくらいみんな知ってるもんなぁ〜#志村けん#ラミレス#プロ野球 pic.twitter.com/zfOZe3pdbU
— たまらん坂46 (@seibulions46) March 30, 2020
アイーンをご一緒に🤭#志村さんありがとう #ふなっしー pic.twitter.com/cdBcACdjiy
— ガイガンひろみ (@rocka_lola) March 30, 2020
志村けんさんと言えばアイーン!が思い出す。 ガキの頃よー周りでやってたよ。笑 #志村けん pic.twitter.com/fm9Ft5wzsi
— たむちん (@kansai_MarkX130) March 30, 2020
アイーンも志村けんさんを代表するギャグですが、志村けんさんといえばバカ殿を思い出す方も多いかもしれません。
では、このバカ殿はどのように誕生したのでしょうか?
志村けんさんのバカ殿誕生秘話とは?
志村けんさんのバカ殿は視聴率40%を超えたこともあるコント番組「ドリフ大爆笑」(1977~)で誕生しました。
そのゲスト紹介の1コーナーから発展したキャラなんです。
バカ殿誕生の秘話を生前、志村けんさんはこのように語っていました。
「アイドルとかゲストに3人いた時に、これどうやって紹介するんだよ。3本コントやるのは大変だし、考えんのが。じゃあ、(アイドルを)腰元にしちゃえってなって。僕が殿様になって、いかりや(長介)さんが家老になってもらって、腰元の一座。そこで聞いて全部済まそうと思っていた」
こうして、志村けんさんが殿様、いかりや長介さんが家老という形ができあがりました。
そして、
「ささっと白塗りして、上品に顔は白くして、男らしく眉は太く、上品におちょぼ口に口紅ぬっただけ」
という最初はメイクも単純だったようです。
当時を振り返って志村けんさんは
「今から考えると『なんであんな化粧したのかな』と思ってるけどね」と本人も不思議がっていました。
https://npn.co.jp/article/detail/59570213
https://news.mynavi.jp/article/20150730-a299/
たしかにゲスト一人ひとりを紹介するのは大変ですよね。
それを1つにまとめてやっちゃえーというのがバカ殿の始まりだったとは意外でしね。
つまりは大人の事情ってことですね。
バカ殿
変なおじさん
ひとみ婆さん
東村山音頭
などなどお茶の間の私達を本当に楽しませてくれました。
ここで志村けんさんのギャグを一覧にまとめてみたいと思います。
志村けんさんのギャグ一覧
こちらが志村けんさんのギャグ一覧です。
変なおじさん
ひとみ婆さん
東村山音頭
ヒゲダンス
カラスの勝手でしょ~
爺さんや、婆さんや
ご、ご、ご、5時!?
そこまで言う!? 早見優、北天佑、しょうゆ、ラー油、アイラブユー。仲直り!
メシはまだかい?
うわぁ、効くなぁ
糸まきまき、糸まきまき、ひいてひいてとんとんとん
いいよなおじさん
いえいえおじさん
最初はグーの起源は志村けんさん説考察まとめ
じゃんけんの最初はグーという掛け声を日本に広めたのは志村けんさんで間違いありません。
素晴らしいものを遺してくれて本当に有難うございます。
志村けんさんが亡くなったことがいまだ信じられません。
もう一度、だいじょぶだーって言って戻ってくることを願っていましたが、とても残念です。
でも志村けんさんは私たちにとても貴重なものを遺してくれました。
それはお笑いです。
お笑いが人生だったという志村けんさん。
きっと最期までお笑いのことを考えていたのでしょう。
私たちはじゃんけんをするたびにバカ殿の志村けんさん、変なおじさんの志村けんさん、ひとみ婆さんの志村けんさんを思い出しましょうね。
最後に天国でも多くの方を笑わせてください。
謹んでお悔やみ申し上げます。
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