「君の名は。」は2016年に公開された、新海誠監督のアニメ映画です。
ここでは興味があっても見たことのない方のために、ネタバレやあらすじを紹介していきたいと思います。
また更に楽しく視聴するために、解説や感想、声優一覧もおさえました。
意外と深いと言われる「君の名は。」の視聴ポイントを見ていきましょう。
目次
映画「君の名は。」のネタバレ(あらすじ)は?
それでは早速映画「君の名は。」のネタバレ(あらすじ)を紹介しますね。
立花瀧(たちばなたき)は東京に住む男子高生です。
ある日おかしな夢を見ます。山奥の田舎に住む女子高生になる夢です。
いつものように学校へ行くと、友人にからかわれます。
「あのときは変だった。だけど可愛かった」と。
宮水三葉(みやみずみつは)は糸守町に住む女子高生です。
田舎暮らしに飽き飽きし、東京に憧れています。
ある日、東京の男子高生になる夢を見ました。夢でも念願叶って大喜びです。
いつものように学校へ行くと、友人に心配されます。
「この前は変だった。でもかっこよかった」と。
続けざまに見る不思議な夢。
ノートに書かれる自分の筆跡ではない文字。
二人はやがて気付きます。
寝ている間、体はそのまま、心だけが入れ替わっていると。
友人や家族に、おかしくなったと思われてはたまりません。
入れ替わりが起きてしまったら、スマートフォンにその日に起きた出来事を書き残す。
二人はそう約束をします。
次第に入れ替わりにも慣れてきた頃、三葉は瀧のバイト先の先輩、奥寺ミキとデートを取り付けます。
奥寺は瀧の憧れでした。
三葉も奥寺に好感を持っていたため、デートを積極的に後押しします。
しかしなぜかデート当日、瀧のことを思って涙が出るのでした。
一方瀧も、奥寺にデートに身が入っていないことを指摘されます。
本当に気になっている人は別にいるのではないか?
瀧は三葉を思い浮かべます。
しかしその日を境に、入れ替わりは起こらなくなってしまいました。
瀧は夢のように曖昧な記憶を頼りに、三葉の住む町を探し始めます。
そして糸森町へ辿りつきますが、その無残な光景に愕然とします。
3年前に「ティアマト彗星」が直撃し、町は壊滅していたのです。
多くの町民が犠牲となり、そこには三葉も含まれていました。
瀧の中から、どんどん三葉の記憶が消えていきます。
忘れたくないという思いから、瀧は必死に糸森の山を登ります。
目指す先は山頂にある、宮水家が代々守る聖域です。
そこには「三葉の分身」と言われる口噛酒が奉納されています。
それを瀧が口にした瞬間、最後の入れ替わりが起こりました。
3年前の糸森町、まだ彗星は落ちていません。
三葉の体に入った瀧は、町民を避難させようとします。
しかし誰も取り合ってはくれません。
町民全員を動かすためには、町長である三葉の父親の力が必要です。
父親を説得できるのは、他ならない三葉自身の言葉なのでした。
一方瀧の体に入った三葉は、荒廃した糸森町で目を覚まします。
彗星が落ちること、自分がやるべきことに気付き、瀧を探します。
太陽が地平に落ちる瞬間。
糸森町の言葉で「かたわれどき」でした。
山頂の聖域で、二人は遂に出会います。
しかし時間はありません。
瀧は三葉に、父親を説得するように託します。
そして決して忘れないように、三葉の手の平にサインペンで名前を書きます。
三葉も瀧の手に名前を書こうとしますが、無情にもかたわれどきは終わってしまいました。
三葉は走ります。
頭上では彗星が割れ始めていました。落下まで時間がありません。
絶望に襲われかかったとき、三葉は手の平に書かれた文字を思い出します。
「すきだ」
名前ではなく、その3文字でした。
三葉は再び力を奮い立たせ、父親の元へ走るのでした。
さて、映画「君の名は。」を楽しく観るために解説していきますね。
映画「君の名は。」の解説は?
映画「君の名は。」の解説はこちらです。
「君の名は。」は美しい映像と、RADWIMPSによる楽曲のマッチングが話題になりました。
最も有名な曲はもちろん「前前前世」でしょう。
テンポや歯切れがよく、心地よく耳に残りやすい曲です。
瀧と三葉のコミカルな入れ替わり生活を、ダイジェストで見せていくときに挿入歌として流れます。
かなり序盤のシーンなので、初めて見た方は「ここで!?」と驚くかもしれませんね。
そして「君の名は。」視聴者の心を鷲掴みにしたのが「スパークル」です。
瀧と三葉、そして友人たちが、町を救おうと奔走するクライマックスで流れ続けます。
曲調が盛り上がってくるところで彗星が割れ始め、ストーリーにも緊張感が生まれます。
ここで登場人物たちに感情移入し、泣いてしまったという方も多いと聞きます。
他にもOPの「夢灯籠」やEDの「なんでもないや」もRADWIMPSが手掛けています。
どちらも美しく優しい「君の名は。」の世界観に、ぴったりとはまった良曲です。
挿入歌を巧みに使うことで、視聴者の感情を大きく揺り動かします。
「君の名は。」視聴後、きっと無意識に口ずさんでしまうことでしょう。
そんな素敵な映画「君の名は。」の感想はというと・・・
映画「君の名は。」の感想は?
こちらが映画「君の名は。」の感想です。
新海誠監督といえば、映像の美しさが持ち味の監督です。
特に光の当て方に工夫があり、リアルと非現実を兼ね備えた画面作りにこだわっているそうです。
東京、そして糸森。両極端な風景が、どちらも魅力的に描かれています。
圧巻なのは、口噛酒を飲んだ瀧が、三葉の過去を追体験していくシーンでしょう。
それまでの緻密な絵から一転、ダイナミックな線と色使いになります。
急展開するストーリーと相まって、画面に引き込まれていくかのようでした。
そして彗星の美しさも忘れてはいけません。
様々な色の光の尾を引く彗星は、特に力を入れて描かれています。
落下する最後の瞬間まできれいです。
そして同時に、恐ろしさを感じます。
「君の名は。」が大ヒット、ロングランした背景にはリピーターの多さが挙げられます。
何度見ても飽きない画面作りこそ、成功の一因なのでしょう。
ここで、映画「君の名は。」の声優一覧を確認しておきましょう。
映画「君の名は。」の声優一覧は?
映画「君の名は。」の声優一覧はこちらです。
映画「君の名は。」の声優 立花 瀧/神木隆之介
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「桐島、部活やめるってよ」や「探偵学園Q」など、映画やドラマで主演経験も豊富な俳優です。
「千と千尋の神隠し」や「サマーウォーズ」など、声優としての実力も評価されています。
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映画「君の名は。」の声優 宮水三葉/上白石萌音
代表作は「ちはやふる」劇場版シリーズです。
歌手としての活躍もあり、マルチな才能を持つ注目の若手女優です。
映画「君の名は。」の声優 奥寺ミキ/長澤まさみ
ドラマや映画で数々の出演作を持つ、実力派女優です。
「世界の中心で、愛を叫ぶ」「マスカレード・ホテル」など、代表作も多数あります。
映画「君の名は。」の声優 宮水一葉/市原悦子
「家政婦は見た!」でお馴染みのベテラン女優です。
「まんが日本昔ばなし」などナレーションの仕事も経験豊富なので、声に聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
他の声優はこの方々です。
勅使河原克彦/成田凌
名取早耶香/悠木碧
藤井司島/崎信長
高木真太/石川界人
宮水四葉/谷花音
映画「君の名は。」ネタバレ(あらすじ)の解説まとめ
「君の名は。」は日本歴代興行収入で第四位です。
邦画に限れば「千と千尋の神隠し」に次ぐ第二位で、正真正銘の大ヒット作品です。
ただ公開当時はそれほどの話題作ではありませんでした。
口コミで人気に火が付き、その後のアニメ映画ブームを作りました。
私自身も、予告を見て陳腐な青春ラブコメ映画だと思いこんでいました。
しかし重い設定を背負ったSF映画の一面もあると知り、興味を持ったのです。
娯楽として、映画を楽しみながら見たい方。
深く考えこみながら、どっぷり世界観を味わいたい方。
どちらにもおすすめできる貴重な映画です。
画像出典U-NEXT:https://video.unext.jp/